第191回公開セミナー『放射能汚染された福島の森林』

2013/03/27 3:32 に n-yokota@ibrc.or.jp が投稿   [ 2013/04/23 5:59 に 阿部陽 さんが更新しました ]
【演題】『放射能汚染された福島の森林』
【演者】東京農業大学バイオサイエンス学科  林 隆久 教授

【開催日時】平成25年 3月28日(木)13時00分~14時30分
【開催場所】岩手県生物工学研究所・大会議室(北上市成田22-174-4)
【内容】

 福島県は、約97万haの森林面積を有し、森林蓄積量は約1億㎥と見積もられる森林県です。この森林は、東京電力の福島原発事故によって飛散した放射性ヨウ素とセシウムを吸収しました。放射性ヨウ素は、樹木の木質成分と結合することが認められ、その結合メカニズムを分子レベルで解析しました。放射性セシウムは葉面や樹皮から吸収され、内樹皮から木部に浸透しました。古い年輪部分となる心材部位に移行したものもあります。一方、セシウム-137(137Cs)は半減期が30年と長いため、森林は放射性セシウムの生物的シンク(たまり場)になってしまいました。しかしながら、多量の放射性物質は、広大な森林の樹木によって吸収され、ヒトを守る役割を担ったとも言えます。樹木のセシウム吸収量は、地域によって異なりますが、国と地域の中で生じている社会科学的な問題についても述べます。
【参加対象】
当センター職員、県試験研究機関、農業大学校、独立行政法人試験研究機関、大学などの関係研究機関を想定した内容となっています。

※事前申込みの必要はございません。お気軽にご参加ください。
問い合わせ先: 0197-68-2911 管理部
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