第193回公開セミナー

2013/07/02 23:41 に 阿部陽 が投稿   [ 2013/07/03 0:43 に更新しました ]
2名の講師をお招きし、下記によりセミナーを開催します。

【日時】平成25年7月12日(金)14:00〜15:30
【場所】岩手県生物工学研究所 会議室(北上市成田22-174-4)

①【演題】バイオ肥料を利用した水稲の増収減肥技術の開発
 【講師】東京農工大学大学院農学府 横山 正 教授
 【内容】
 私ども農工大では、京都府農林技術センター・生物資源センター、農研機構中央農研、朝日工業(株)等と連携して、バチルス属細菌をバイオ肥料原体とする、水稲用バイオ肥料の開発研究を行っている。本バイオ肥料は、水稲の発根促進、茎数増加等を誘導することで、水稲の土壌窒素吸収力を高め、また、子実収量を2~3割増加させることが複数年にわたる圃場試験で分り、水稲の増収減肥技術開発の可能性が見えてきた。そこで、現在私たちが共同で行っている、本バイオ肥料の接種技術の開発、製剤研究、原体微生物の特性解明、バイオ肥料微生物に対するイネの応答機構の解明等に関して、概略を説明する。

【演題】水稲のバイオマス生産,倒伏抵抗性に関する要素形質の生理学的分解と原因形質の特定および機能解析
 【講師】東京農工大学大学院農学研究院 大川泰一郎 准教授
 【内容】
 多収性、バイオマス生産、光合成、倒伏抵抗性などの重要形質は、複数の遺伝子に支配され改良が非常に難しい形質である。生態生理学的アプローチによって、これらの形質の要因となる要素形質に分解し、さらにそれぞれの要素形質を支配する原因形質を解明し、染色体断片置換系統群等の遺伝解析材料を利用して、遺伝子座を特定し原因遺伝子を単離、機能解析を行うことによって、これらの複雑な形質をとぎほぐし分子遺伝的な改良の可能性が高まっている。本セミナーでは、水稲の光合成速度、倒伏抵抗性を例に、それぞれの複雑形質の要素形質への分解と、原因形質の特定、およびそれらの機能解析について、最近の研究内容を紹介し、植物生理学、育種学、バイオテクノロジーと連携した今後の複雑形質の改良について展望する。

【参加対象】
当センター職員、県試験研究機関、農業大学校、独立行政法人試験研究機関、大学などの関係研究機関を想定した内容となっています。

※事前申込みの必要はございません。お気軽にご参加ください。参加費無料。
問い合わせ先: 0197-68-2911 管理部
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