第204回公開セミナー

2013/11/21 18:16 に 阿部陽 が投稿   [ 2013/11/21 18:30 に更新しました ]
下記により公開セミナーを開催します。
今回は香川大学の秋光 教授に2日にわたり2題の御講演をいただきます。

【日時】平成25年12月17日(火)10:00~11:30
【場所】岩手生物工学研究センター(北上市成田22-174-4)

【演題】希少糖の植物への影響とその作用機構
【講師】秋光 和也 教授(香川大学農学部)

【内容】
 講演者らのグループは、これまでに希少糖の植物に対する作用に関する研究を進め、約50種の希少糖の植物に対する作用スクリーニングを行った。その中で、D-プシコース・D-アロースを含む幾つかの希少糖は、植物生長抑制と耐病性誘導活性を保有することを明らかにした。D-プシコース・D-アロースは作用機作が類似しており、植物生長抑制はABAシグナル経路の活性化によるジベレリンシグナル経路内のSLR1タンパク質制御以降の経路の抑制であり(e.g., Fukumoto et al. Planta 2011; Fukumoto et al. Planta 2013)、またNADPH oxidaseからの活性酸素種由来の過敏感反応を伴う耐病性が誘導される事を明らかにしている(e.g., Kano et al. Phytopathology 2010; Kano et al. J. Plant Physiol. 2011;; Kano et al. J. Ex. Bot. 2013)。さらに、これらの研究の中で、生長抑制と耐病性のいずれの誘導にも、処理した希少糖の6位のリン酸化が不可欠であることも解明したので、作用機構の一端を紹介したい。

参考文献
1. Kano A et al. (2010) Phytopathology 100: 85-90.
2. Fukumoto T et al. (2011) Planta 234: 1083-95.
3. Kano Aet al. (2011) J Plant Physiol.168: 1852-7. 
4. Fukumoto T et al. Planta 237: 1379-91.
5. Kano A et al. (2013) J Exp Bot. in press doi: 10.1093/jxb/ert282


【対象】当センター職員、県試験研究機関、農業大学校、独立行政法人試験研究機関、大学などの関係研究機関を想定した内容となっています。

※事前申込みの必要はございません。お気軽にご参加ください。参加費無料。
問い合わせ先: 0197-68-2911 管理部

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