第229・230回公開セミナーのお知らせ

2016/09/21 0:59 に 和賀佳子 が投稿
下記のとおり表記セミナーを開催します。

申し込みは不要です。
皆様、ぜひご参加下さい。

《第229回》
開催日時:平成28年9月29日(木)15時00分〜16時30分 
会場:(公財)岩手生物工学研究センター 大会議室
参加対象: センター職員、県試験場、農業大学校、独立行政法人(東北農研、果樹研、森林総研)、岩手大学など関係研究機関
演題: 植物ゲノム編集の基礎から最前線まで
講師: 徳島大学 生物資源産業学部 生物生産システムコース 教授      刑部 敬史先生

 「ゲノム編集は、切断部位を自在に選んで設計できる人工ヌクレアーゼを利用した標的遺伝子特異的改変技術であり、医学から農学までそして基礎研究から応用研究まで幅広いバイオテクノロジー分野で活用できる画期的な技術である。植物研究分野においても、モデル植物だけでなく農作物を用いたゲノム編集が実際に進んでいる。我々の研究室では、農作物の品種改良技術としてゲノム編集技術を利用するために鍵となる、変異導入の効率化や標的遺伝子特異性を向上させるシステムなどを最適化した高効率ゲノム編集ツールを構築してきた。本セミナーでは、アブラナ科、ナス科、バラ科植物を用いて行ったゲノム編集の実際を紹介しながら、植物ゲノム編集の基礎からゲノム編集を活用する際のコツまでを概説する。さらにゲノム編集を利用したさまざまな最新の技術、活用事例についても紹介したい。」

《第230回》

開催日時:平成28年10月5日(水)10時00分〜11時30分

会場:(公財)岩手生物工学研究センター 大会議室

参加対象: センター職員、県試験場、農業大学校、独立行政法人(東北農研、果樹研、森林総研)、岩手大学など関係研究機関

演題: コムギ無細胞系を基盤としたタンパク質機能解析技術、および植物ホルモンアゴニスト化合物の開発

講師: 愛媛大学プロテオサイエンスセンター 特定研究員     根本 圭一郎先生

 「タンパク質は生命活動に必要な機能分子のひとつであり、ヒトを含むほ乳動物や高等植物のゲノム上には約2万種〜3万種のタンパク質がコードされていると考えられている。生命活動のメカニズムを分子レベルで理解するためには、タンパク質機能を明らかにすることが重要であるが、多種多様な性質をもつタンパク質の生化学的機能解析は困難なケースが多々ある。

 我々は、これまでにコムギ無細胞翻訳系による in vitro におけるタンパク質合成技術を開発してきた。本技術は高い確立で活性を有する可溶化タンパク質を合成することができ、現在では遺伝子情報をもとにして、一度に、数万種規模のタンパク質合成が可能となっている。さらに、合成タンパク質の機能を高感度かつ、ハイスループットに解析するための独自技術を開発しており、本技術を用いることで、プロテインキナーゼ、プロテインホスファターゼ、転写因子、トランスポーター、ユビキチンリガーゼ、ホルモン受容体などの機能を解析することができる。本講演では、コムギ無細胞系を基盤としたタンパク質合成技術、タンパク質機能解析技術、さらには植物ホルモンの新規アゴニスト化合物開発を目的としたケミカルバイオロジー研究の成果についても紹介したい。」

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