理事長挨拶

新年度のご挨拶

令和3年4月1日

 平素より、(公財)岩手生物工学研究センターの活動にご理解とご協力を賜り、厚くお礼申し上げます。

 令和3年の干支は「丑」ですが、正確には、「辛(かのと・うし)」で、十干が8番目の「辛(かのと)」、十二支が2番目の「丑(うし)」の組み合わせからなります。

 「辛」は、季節でいえば秋の終わり頃、植物なら枯れた状態を表し、また、刺青をする針を表す象形文字で、思い悩みながら、ゆっくり衰退していくことや痛みを伴う幕引きを意味しています。

また、「丑」は、発芽直前の芽が種子の硬い殻を破ろうとしている状態で、命の息吹を表しており、「辛丑」は、辛い幕引きを伴いながらも、大きな希望が芽生える年になるということを示しています。

近年、震災や数々の自然災害、新型コロナウイルス感染症など、多くの困難(壁)が目の前に立ちはだかっていますが、一致団結し真の汗を流しながら、牛の如く一歩一歩着実に前に進むことで、必ずや乗り越えていけるものと確信しています。

さて、当法人は、「岩手県設置の試験研究機関等のバイオテクノロジー研究を支援・促進するため、バイオテクノロジーに関する基礎的研究を行い、もって岩手県の農林水産業、食品工業等の産業振興に寄与すること」を目的としております。

当法人では、これまで、水稲・雑穀におけるゲノム育種法の開発、八重・赤花などリンドウ新品種の開発、病害診断・防除技術の開発、農林水産物の新規機能性の解明と有効成分の活用技術の開発、食用きのこの栽培技術の開発など、現場の声に耳を傾けながら、生産者等のニーズに即した試験研究を進め、公設試、大学、企業等との連携のもと、着実に成果を残してきております。

今後とも、当法人が有する、非常に優れた資源(人材、最先端の測定機器等)を総動員し、国内はもとより世界にも通用する品種開発、栽培技術開発等を通じ、生産者等の所得向上に寄与して参りたいと考えております。

県民の皆様と共に、今まで以上に岩手県を盛り上げて参りたいと考えておりますので、今後とも、よろしくお願いいたします。


公益財団法人岩手生物工学研究センター

理事長 小 岩 一 幸