2022年7月22日
イネいもち病は、世界10大作物病害の一つです。この病気により、年間約6千万人分の食料が失われています。このため、イネのいもち病菌に対する抵抗性発現メカニズムの解明は、世界の食料安定保障面からも重要な課題です。
生工研の清水元樹主任研究員、京都大学農学研究科の寺内良平教授らの共同研究グループは、新規のゲノム解析技術(RalDeN法)を用いて、イネがいもち病に対して抵抗性を発揮するために必要なイネといもち病菌双方の遺伝子を新たに発見しました。
今後、これらの遺伝子の詳細な研究により、病気に強いイネの品種開発が可能になります。
本成果は、2022年6月30日に、米国の国際学術誌「米国科学アカデミー紀要(Proceedings of the National Academy of Sciences of the United States of America)」にオンライン掲載されました。
詳しくは、こちら(PDF:966KB)をご覧ください。