リンドウ子房輪紋ウイルス(仮称)の発見

リンドウの子房に輪紋が現れる症状(リンドウ子房輪紋症)の原因ウイルスGentian ovary ring-spot virus(仮称)を同定した論文について、Journal of General Virologyへの掲載が決まりました。当センター開発のDECS法を用いて新規ウイルスを発見した事例の一つです。このウイルスを保毒した花粉の授粉によって1)ウイルスが伝染すること、2)子房に輪紋症状が現れること、を明らかにしました。ウイルスの花粉伝染は、詳細な機構についての知見は乏しく、病害防除の観点から重要な課題です。