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受賞や報道


プレスリリース:DNAマーカーを利用してリンドウの八重咲き品種の育種を促進!

2017/03/09 17:41 に 和賀佳子 が投稿

3月9日に以下の内容でプレスリリースを行いました。

岩手生物工学研究センターでは、リンドウでは珍しい花型の八重咲き(裏面:図2参照)を簡易に識別する技術(DNAマーカー:目的とする遺伝形質の目印になるDNA配列)の開発に成功しました。

 この技術を用いることで、圃場に定植する前に苗から採った小さな葉で、八重咲きかどうか判別できるため、効率的な品種育成が可能です。

 この成果は、国際学術雑誌「Molecular Breeding」に掲載されます。また、329日名古屋大学東山キャンパスで開催される育種学会(平成29年度春季大会)での発表を予定しています。」

詳細は、添付ファイルをごらんください。

日本作物学会東北支部学術賞を受賞

2016/09/27 17:09 に 田村和彦 が投稿

今夏に開催された日本作物学会東北支部で、当センターの阿部主任研究員が「MutMap法の開発による寒冷地向け水稲品種の重要形質の遺伝子同定とその応用」の研究で、同学会の学術賞を受賞しました。作物の栽培研究に特徴を持つ作物学会での受賞は、当センターでは珍しいものですが、県農業研究センターと密接連携し、フィールドワークと分子生物学的研究をバランス良くこなす阿部主任研究員を良く表した優れた評価です。    

日本植物細胞分子生物学会奨励賞を受賞

2016/09/27 17:05 に 田村和彦 が投稿

今秋に開催された日本植物細胞分子生物学会で、当センターの佐々木主任研究員が「植物二次代謝における代謝的収斂進化」の研究で、同学会の奨励賞を受賞しました。当センターからの受賞は、昨年の高橋主任研究員に続くもので、2年連続の受賞です。同賞は、若手研究者へ送られるもので、佐々木主任研究員のリンドウ等の花色に係る研究が高く評価されものです。

  

科学技術への顕著な貢献2015ナイスステップな研究者に選定!

2016/02/04 23:15 に 阿部陽 が投稿   [ 2016/02/05 21:20 に更新しました ]

 高木主任研究員が、科学技術・学術政策研究所(文部科学省)より科学技術への貢献が顕著な者として「科学技術への顕著な貢献2015(ナイスステップな研究者)」に選定されました。

 今回の選定は、「汎用的な遺伝子解析技術による、過酷環境下でも育種可能な植物の開発が評価されました。同賞は、科学技術に対する夢を国民に与え、わが国の科学イノベーションの向上に貢献すると評価された研究者に授与されるもので、これまで著名な研究者が選ばれています。2015年は、優れた研究成果をあげた研究者に加え、産学連携や地域創生への優れた貢献が認められる若手の研究者を中心に、全国で11名が選定(公表12月10日)されました。


「ナイスステップな研究者」について
 科学技術・学術政策研究所(文部科学省直轄の国立試験研究機関)では、2005年より、科学技術イノベーションの様々な分野で活躍し、日本に元気を与えてくれる者を「ナイスステップな研究者」として選定しており、これまで科学技術分野で世界的にも著名な研究者※が数多く選ばれている。

※著名な研究者
山中伸弥 京都大学iPS細胞研究所所長(2012年ノーベル生理学・医学賞受賞)
天野 浩 名古屋大学大学院教授(2014年ノーベル物理学賞受賞) 等


鳥取大学医学部生命科学科特別奨励賞を受賞

2016/02/01 22:56 に 阿部陽 が投稿   [ 2016/02/01 23:14 に更新しました ]

山田秀俊 主任研究員が鳥取大学医学部生命科学科特別奨励賞を受賞しました。
この賞は、鳥取大学医学部生命科学科の卒業生のうち、教育、研究、社会・国際貢献において顕著な功績を収めた者を顕彰するもので、卒業生の山田主任研究員による「イサダの肥満抑制効果に関する研究」とその社会貢献が評価され受賞に至りました。

山田主任研究員のコメント
「生工研で行ってきたイサダの研究を通じた社会貢献を認めていただき、鳥取大学医学部生命科学科奨励賞を頂けることとなりました。生物資源研究部の皆さんと取り組んできた仕事を評価いただいたことを非常に嬉しく思います。これを励みに、さらに研究に邁進していきたいと思います。」

イサダ研究紹介

鳥取大学リンク



メタボローム解析を用いたリンドウ研究で学会奨励賞を受賞!

2015/08/28 2:12 に 阿部陽 が投稿   [ 2015/08/28 2:28 に更新しました ]

園芸資源研究部の高橋秀行 主任研究員が、リンドウの安定生産に向けた基礎的研究の優れた業績を評価され、日本植物細胞分子生物学会から奨励賞を受賞しました。
今回の受賞は、岩手県が生産量日本一を誇る花き品目リンドウにおける最先端の研究が評価されたものです。奨励賞は、将来の発展が期待される若手研究者に授与されるものであり、本県におけるリンドウ研究とリンドウ生産の更なる発展が期待されます。

【受賞の概要】
1 受賞者    高橋 秀行(園芸資源研究部・主任研究員)
2 受賞する賞  日本植物細胞分子生物学会奨励賞
3 受賞タイトル 「リンドウの安定生産に向けてのメタボローム解析技術の活用」
4 受賞日    平成27年8月11日
5 受賞場所   第33回日本植物細胞分子生物学会(東京)大会・シンポジウム(東京大学)

【受賞研究の主要な内容】
リンドウは岩手県が生産量日本一を誇る花き品目です。リンドウは、「越冬芽」と呼ばれる休眠器官を形成し、寒さへの耐性を獲得することで冬を越すことができます。しかし、生産現場では、越冬できずに枯死する「株落ち」が発生するなど、越冬芽の休眠機構の解明と調節技術の開発が待たれています。
高橋主任研究員らは、メタボローム解析という最新の一斉検出法により越冬芽の体内含有成分を解析し、ゲンチオオリゴ糖と呼ばれるオリゴ糖の1種であるゲンチオビオースが、萌芽を誘導する物質であることを発見しました。この発見は、植物の休眠調節機構の一端を世界で初めて解明したものとして、国際植物科学誌の最高峰である「The Plant Cell」(米国)に掲載されました
 この他、メタボローム解析を用いて原因不明の病害「リンドウこぶ症」にも取り組み、診断手法を開発するなど、リンドウの安定生産に向けた研究で多くの成果を発表しました。

【今後の展望】
 リンドウ生産における越冬率の向上や萌芽の制御による開花時期の調節など新たな栽培技術開発への応用を目指します。また、メタボローム解析は、多様な農林水産物の美味しさや含有成分、さらには栽培生理障害の原因を解明することができる技術であり、県内農林水産業への幅広い応用を進めます。



受賞式(左が高橋主任研究員)

受賞講演

【報道】健康食品新聞「イサダの抗肥満成分発見」

2015/03/01 22:26 に ホームページ 00管理用 が投稿   [ 2015/03/15 20:02 に更新しました ]

2015年2月13日に、JST新技術説明会において岩手生物工学研究センターが発見したイサダの抗肥満成分について発表しました。
この発表を受け、2015年2月25日付けの「健康食品新聞」にて記事掲載いただきました。

話題の焦点 岩手生物工学研究センター イサダから抗肥満成分 8‐HEPE 新規素材として期待

健康食品新聞に掲載されたイサダ抗肥満成分に関する記事

【報道】日本農業新聞「最新機器で遺伝子解読進む 米の改良に活用」

2015/01/15 20:44 に ホームページ 00管理用 が投稿   [ 2015/01/15 20:45 に更新しました ]

日本農業新聞(東北版)に、「最新機器で遺伝子解読進む 米の改良に活用」との標題で、岩手生物工学研究センターにおけるバイオインフォマティクスを活用した水稲品種開発の研究について紹介していただきました。

イサダの抗肥満成分発見で岩手県知事賞を受賞!

2014/12/10 18:34 に ホームページ 00管理用 が投稿   [ 2014/12/16 18:09 に更新しました ]

岩手生物工学研究センターの山田秀俊研究員が、イサダの肥満抑制効果に関する研究で、平成26年度岩手県三陸海域研究論文知事表彰事業における岩手県知事賞に選考されました。

■論文タイトル
イサダからの新規肥満抑制物質:8-ヒドロキシエイコサペンタエン酸(8-HEPE)の同定

■論文要旨
 イサダ(ツノナシオキアミ)は岩手県三陸地域でもトップ5の漁獲高を誇りながら、食品利用促進のための高付加価値化を求められている水産資源である。今回我々は、イサダから新規抗肥満成分である、8-ヒドロキシエイコサペンタエン酸(8-HEPE)を同定した。8-HEPE は他の食品成分よりも高い脂肪分解促進効果を持つオキアミ特有の成分であり、生活習慣病への新規機能性素材としての活用が期待できる。


■表彰式・講演会

 日時:平成26年12月12日(金)
    表彰式 13時〜13時15分
    発表 13時30分〜15時10分(山田研究員の発表は13時30分〜13時55分)

 場所:盛岡市中央通1丁目1-38 エスポワールいわて 3階 特別ホール



表彰式・講演会の様子

表彰状授与(岩手県政策地域部 大平副部長から)
岩手県知事賞 表彰状授与

受賞者及び選考委員による記念撮影
受賞者と選考委員の記念撮影

受賞した山田研究員による講演
山田研究員による講演




【プレスリリース】リンドウ越冬芽の萌芽誘導について

2014/11/26 15:36 に ホームページ 00管理用 が投稿   [ 2014/11/26 15:48 に更新しました ]

平成26年11月27日
プレスリリース

報道各位

公益財団法人岩手生物工学研究センター 


《 オリゴ糖が持つリンドウ越冬芽の萌芽を誘導する機能を発見!!! 》 


  • ンドウに含まれるオリゴ糖の一種ゲンチオビオースがリンドウ越冬芽の萌芽を誘導する物質であることを初めて明らかにした。
  • リンドウ越冬芽の萌芽誘導は、種⼦が発芽するときと同じ機構を介して制御されていることも解明した。 
  • この成果は国際的な植物科学分野の最高峰誌「The Plant Cell」に掲載される予定で、 掲載号中の注⽬すべき論文として紹介され、表紙を飾る。


【研究成果の概要】

 岩手県が日本一の生産量を誇るリンドウは、「越冬芽」と呼ばれる休眠器官を形成し、寒さへの耐性を獲得することで冬を越すことができます。
 しかし、生産現場では、越冬出来ず枯死する「株落ち」が発生するなど、越冬芽の休眠機構の解明と調節技術の開発が待たれています。

 岩手生物工学研究センターでは、メタボローム解析という最新の一斉検出法により越冬芽の体内含有成分を解析し、ゲンチオオリゴ糖と呼ばれるオリゴ糖の1種であるゲンチオビオースが、越冬芽の萌芽期(図1赤矢印、図2)に顕著に増加することを明らかにし、萌芽を誘導する物質であることを発見しました(図3)。

 また、越冬芽の萌芽は、種子の発芽を調節することで知られるグルタチオン‐アスコルビン酸回路を介して調節されていることを解明し、ゲンチオビオースがこの機構を活性化させることで萌芽を誘導する仕組みであることも明らかとしました。

 これまで、ゲンチオビオースの植物体内での機能は殆ど分かっていませんでしたが、今回の結果から、ゲンチオオリゴ糖は植物(リンドウ)の休眠調節機能を担っていることが初めて証明されました。

 この成果は、植物科学分野の最高峰誌である米国 The Plant Cell への掲載が決まり、先行してオンライン速報版(2014年10月17日)で公開されました。なお、掲載号においては注目すべき論文として紹介され、表紙をリンドウ品種「いわて夢あおい」が飾る予定です。


【今後の展望】

 今後さらに休眠メカニズムに関する基礎的知見を明らかにすることで、リンドウ越冬率の向上や萌芽の制御による開花時期の調節など新たな技術開発への応用が期待できます。



Takahashi et al. The gentio-oligosaccharide gentiobiose functions in the modulation of bud dormancy in the herbaceous perennial Gentiana. The Plant Cell (in press) 

http://www.plantcell.org/content/early/2014/10/17/tpc.114.131631 



【問合せ先】
(公財)岩手生物工学研究センター
  管理部 横田 または 園芸資源研究部 髙橋、西原
  Tel:0197-68-2911  Fax:0197-68-3881

【用語説明】


ゲンチオオリゴ糖:

 グルコースがβ-1,6 結合したオリゴ糖で、リンドウ属に大量に含まれることが知られています。
 リンドウ(ゲンチアナ)の根から発見されたことが名前の由来です。 


メタボローム解析:

 分子の質量を測定する質量分析装置を使用し、試料に含まれる全成分を網羅的に検出する解析法。 


グルタチオン‐アスコルビン酸回路:

 酸化還元物質であるグルタチオンとアルコルビン酸(ビタミンC)を使って、活性酸素を解毒する回路。 

【謝辞】

 本研究の一部は文部科学省科学研究費補助金のサポートを受けて実施しました。

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